子ども用包丁を使って「たくさん切って巻いて太巻きをつくろう」
関市主催の親子刃物セミナーを開催しました
8/3(土)せきてらすの多目的ホールで、事前にご予約いただいた親子19組に向けて子ども用包丁を使った調理体験を開催しました。
食材を切る前に、包丁の基本の使い方を勉強します
講師はキッズキッチンインストラクター福岡かおりさん
台所育児の子ども用包丁を使うワークショップの際にお手伝いいただいている福岡かおりさん。
岐阜でおうちごはんの教室「あわのひ」主宰されています。ワンプレートやシフォンケーキレッスン、キッズ料理教室を開催されています。
あわのひHP
包丁の仕組み、使い方を丁寧に伝えます
サンクラフトが行うお子様向けの料理教室では、初めて包丁を使う子にはもちろん、普段ご家庭で料理をしている子も改めて包丁について学んでいただきます。
包丁のにぎり方、刃の場所、基本の使い方など、実際に包丁を握る前に子どもたちに丁寧に伝えます。
みんな真剣な表情で福岡さんの話を聞いてくれました。
勉強したことを実践してみよう!
今回は太巻きだったので、キュウリと沢庵を細切りにしました。
食材が細長いので、少し難しい部分もありましたが参加した子どもたちは夢中になって食材を切っていきます。
台所育児のイベントでは、お子様が自分でやりきることを大切にしているので親御さんは見守りに徹していただきます。
薄焼き卵も自分で焼いてみました
今回は包丁だけではなく、加熱調理にも挑戦してもらいました。
まずは必要な食材を切り終えたところで、福岡さんに卵の焼き方をレクチャーしてもらいました。
フライパンに油を敷いて軽く予熱し、お玉1杯分の卵液を流し込んでフライパンを傾け薄く広げます。
焼きあがったら、お皿(今回は紙皿)にフライパンをひっくり返して移します。
「ふくらんできたね」「卵をながしたら、音がしたよ」などなど焼いている間も発見がいっぱい。食材の状態が変化する加熱調理も楽しそうでした。
普段からだし巻き卵を焼いているという参加者は手慣れたものでした。
焼きあがった玉子を見て「思ったより濃い色になった!」「きれいな黄色になった」と違いを見つける姿も見られました。
海苔に具材を乗せて巻いて切ってみよう
海苔の上に、ご飯を薄く敷いて用意した材料を並べて作る太巻き。
包丁使いと同じように、まずは福岡さんがお手本を見せます。実演しながら、ごはんを乗せる位置や端の処理など、キレイに作るためのちょっとしたポイントを伝えていきます。
海苔の手前側に寄せ気味でご飯を敷いていきます。扱いやすいように、手で広げます。
今回は巻きやすいサイズになるように、手巻きずし用の海苔を使いました。
海苔の端に少量のお米を潰しておくと、接着剤の役割をします。こうすることで太巻きを簡単にまとめることができます。
具材をごはんの真ん中に固めて置き、手前からクルンっと巻きます。「ここは、思い切りやることが大事だよ」と福岡さん。
最後に、濡れ布巾で包丁を拭きながら切ると、上手に切れます。
さぁ、次は子どもたちの番。まずはご飯を薄く敷きます。
ごはんが敷けたら、具材を並べます。
「こんなに沢山、巻けるかな?」「せっかくだから、全部入れたいな」
親御さんと相談しながら、具材の順番を決めて巻いていきます。巻けたら、お好みの厚さにカットします。
同じ具材を使っているのに、それぞれの個性が光ります。
完成です
難しい場面もありましたが、参加した子どもたち皆がやり切りました!
沢山の「できた!」があふれるイベントとなりました。
ご参加いただきありがとうございました!
太巻きレシピ
材料 2本分
- ご飯 140g
- 寿司酢 大さじ1
- カニカマ 3本
- 魚肉ソーセージ 1本
- きゅうり 1/2本
- たくあん 1/8本
- たまご 1個
- のり(手巻きずし用) 2枚
- 砂糖 少々
- 塩 少々
作り方
- 薄焼きたまご用の卵液を作る。ボウルに卵1個をほぐし、砂糖と塩少々で味を付ける。(砂糖は多いと焦げやすいので注意)
- 炊きあがったごはんに、すし酢大さじ1をよく混ぜ冷ましておく。
- きゅうりのヘタを落とし、縦に4本に切る。
- たくあんは2本に細長く切る。
- 魚肉ソーセージは、半分の長さにする。切ってからパッケージを外すと簡単にできる。
- カニカマは包装からだし、裂いておく。
- 温めたフライパンに薄く油をひいて、卵を焼く。焼けて粗熱が取れたら2枚にカットする。
- ご飯を半量に分けて、海苔2枚にそれぞれ薄く広げる。
- 具材を並べて巻く。
- 食べやすい大きさにカットする。濡れ布巾で包丁の刃を拭きながら切ると上手く切れる。